この記事では、人吉球磨弁“やおいかん”の意味や使い方についてご紹介します。
“やおいかん”とは
“やおいかん”の意味や使い方をご紹介します。
“やおいかん”の意味
“やおいかん”の意味は、基本的に「うまくいかない」という意味になります。
使い方によってニュアンスが微妙に変わってきますが、主に次のような意味で使われます。
これらを現代の言葉でまとめると、「ヤバい」という感じが一番近いと思います。
過去形でも使える
“やおいかん”は、「ヤバい」や「大変だ」という意味で使うとお伝えしましたが、「ヤバかった」、「大変だった」と過去のことについて言いたいときもあると思います。
そういう時には、「やおいかんやった」や「やおいかんじゃった」ということもできます。
例えば、次のような形で使います。
“やおいかん”は、「大変だった」ということを伝えるだけで、「疲れた」という感じはあまり入っていません。
「疲れた」というニュアンスを伝えたい場合には、”べらいした“を使うことをおすすめします。
“べらいした”は、この記事の最後の章「“やおいかん”に関連した人吉球磨弁」で解説しています。
“やおいかん”の使い方
“やおいかん”は、基本的に自分が何かをやっていて、「大変だ」と思う時に使います。
例えば、次のような状況のときに使ったりします。
部屋が散らかっている状況をみて、
共感する意味もある
“やおいかん”は、他の人の大変な状況を聞いて、共感する時に使うこともあります。
例えば、嫌な人とペアになっちゃったんだーと聞いて、
といった感じです。
人に対して使うこともある
“やおいかん”は、人に対して使うこともあります。
例えば、次のように使います。
ただ、あまりいい意味ではないので、使うことはおすすめしません。
また、人に使う場合の”やおいかん”を訳することは難しくて、その人のことをざっくり表す言葉になります。
大抵この後に、どんな感じで”やおいかん”人なのかという補足があると思います。
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“やおいかん”に関連した人吉球磨弁
“やおいかん”に関連した人吉球磨弁として、”べらいした”をご紹介します。
“べらいした”
“べらいした”の意味は、”やおいかんやった”と同じ「大変だった」という意味になります、
“やおいかんやった”は、”やおいかん”を使うことで、現在大変なことも、過去に大変だったことも言うことができました。
一方、”べらいした”には、”べらいする”という言葉がありません。
まとめ
この記事では、”やおいかん”の意味や使い方についてご紹介しました。
“やおいかん”にはいろんな意味があり、状況によってニュアンスが変わったりするので、正直理解が難しいと思います。
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
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※人吉球磨は令和2年7月に豪雨災害に見舞われました。 人吉球磨を少しでも元気にしたいという思いを込めて記事を作成しています。
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