みなさんは、”はわく”という言葉を聞いたことがありますか?
“はわく”は、九州全域で使われる(たぶん)もので、熊本県内でも使われます。
私は言われるまで、”はわく”を方言だと知りませんでした。
九州の中にも、”はわく”を方言と知らずに使っている方もいるかもしれません。
そんな”はわく”について、意味や使い方をご紹介していきます。
“はわく”は、九州地方で使われる言葉です。
九州の熊本県内にある人吉球磨地方でも使われる言葉なので、今回は人吉球磨弁としてご紹介していきます。
“はわく”の意味
“はわく”の意味:(ほうきで)掃く
“はわく”は、「(ほうきで)掃く」という意味です。
“はわく”を最初に聞いたのは、学校でした。
“はわく”を一番多く聞ける場所も、学校だと思います。
掃除の時間になると1回は聞こえてきますね。
ちなみに…
これと同じくらい学校で聞く方言に、”なおす”があります。
“なおす”が気になった方は、下のリンクからどうぞ。
これから、”はわく”がどのように使われるかについて、ご紹介していきますが、その前にざっくり要点をまとめます。
だいたい”はわく”を使うときは、こんな場面です。(たぶん)
- (指示)掃いておいて
- (自主的)掃いておくよ
- (否定)掃かないで
- (疑問)掃こうか?
だいたいこの4パターンの意味で使われることが多いと思います。
今回はそれぞれパターン別に、1つ1つご紹介していきます。
(指示)掃いておいて
最初にご紹介するのは、指示をするときに使う表現です。
学校で掃除の時間に、先生に1回は必ず言われるのが、”はわいとって”です。
「(ほうきで)掃いておいて」の意味です。
“ほら、ここ残っとっけん、はわいとって”と言われたりします。
意味は、「ほら、ここ残ってるから、掃いておいて」です。

言われるのは、ほうきを持ってる人の宿命…。
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(自主的)掃いておくよ
次にご紹介するのは、自主的に掃いておくよと言うときの表現です。
次の2つが使えます。
- はわいとくばい
- はわいとっけん
どちらも「掃いておくよ」という意味で、使い方も同じです。
誰かが掃いているときに使えば、「(あなたの代わりに)掃いておくよ」になります。
誰も掃いていないときに使えば、「ここは私に任せて」みたいなニュアンスになります。
“ばい”って何?と思われた方は、下のリンクからどうぞ。
“ばい”の意味が分かります。
“けん”って何?と思われた方は、下のリンクからどうぞ。
“けん”の意味や使い方が分かります。
(否定)掃かないで
ここはまだ掃かないでほしい。
そう思うときもありますよね。
そんなときには、次の表現が使えます。
- はわかんで
意味は、「掃かないで」です。
使うときには、例えば”まだ、はわかんで”みたいな感じで使います。
(疑問)掃こうか?
最後にご紹介するのは、「掃く」の疑問の表現です。
次のような表現が使えます。
- はわいとこっか?
「掃いておこうか?」という意味です。
掃いておいた方がいいかな〜?と伺いを立てるときに使います。
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他の人吉球磨弁について、下記の記事で一覧にまとめています。
気になった方言をチェックしてみてください。
下の記事のように、色んな人吉球磨弁を解説しています。
まとめ
この記事では、”はわく”の意味や使い方についてご紹介しました。
熊本県内であればどこでも使うことができる方言です。
ほうきを持ったときに、”はわく”を使えば、九州、熊本県民なんだなと思われるはずです。
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