誰かと会話するときに、初めに出てくる言葉として、天気の話題があります。
それと同じくらいよく使われるのが、暑い・寒いといった気温の話題です。
熊本や人吉球磨出身の人と方言を使って気温の話題ができれば、距離を縮めることができるかもしれません。
そんな会話する上で重要(?)な暑さ・寒さを、熊本や人吉球磨の方言で、どのように表現するのかということについてお話していきます。
今回は、寒さを表す表現についての深掘りです。
寒さを表す表現
寒さを表す表現には、次の2つがあります。
それぞれ「この人向けに使って欲しい!」というおすすめの相手が異なるので、そのような目線でご覧ください。
では、一つずつご紹介していきます。
さむか→熊本県民におすすめ
熊本県出身の人に「寒いね」と伝えたい場合には、”さむかね”と言ってみましょう。
もちろん、人吉球磨出身の方に使っても、大丈夫です。
この”さむかね”は、標準語「さむいね」の「い」が「か」に変化しただけです。
とても使いやすい表現なので、
「方言慣れてないけど、少しでも方言を言ってみたい!」
そんな方にもってこいな表現です。
年上の方に使う場合には、”さむかですね〜”というと、敬語も入れながら方言も使うことができます。
寒くないとき
いつも寒いのに、今日に限ってあんまり寒くない…。”さむか”が使えないよ…。
そんなときもあるでしょう。
でも、心配ありません。ちゃんと寒くないことも伝えることができます。
それは、”さむなか”です。
標準語「寒くない」は、方言にすると”さむかなか”になります。
それが、縮まって”さむなか”になります。(たぶん)
使うときには、「なんか今日あんまりさむなかね」とかで大丈夫です。
“さむなか”まで使いこなすと、「この人はよく方言を知ってるな」と思われるかもしれません。
ひやか→人吉球磨人におすすめ
人吉球磨出身の人に「寒い〜」と伝えたい場合には、”ひやか〜”と言うことをおすすめします。
“ひやか”は、漢字で書くと「冷か」です。
“ひやか~”と大きな独り言をいってみると、誰かが「そうだね」みたいなことを言ってくれます。
ただ、人吉球磨以外の熊本県内では、あまり言わないかもしれないので、人吉球磨以外ではスルーされる可能性があります。
スルーされたくない…。
ちなみに、この”ひやか”は、寒いという時にも使えますが、何かを触って冷たいときに”ひやか”を使うことができます。
人吉球磨以外の熊本県内では使われてなさそうですが、同じ九州にある佐賀では、「ひやか」という方言を同じような使い方で話すようです。
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人吉球磨弁-鬼レベル-「熊本弁」
寒いから…
寒いときには、大体窓を閉めてほしいですよね。
そんな時には、”さむかけん、窓しめて”と言ってみましょう。
「さむいから、窓しめて」の意味です。
“けん”という方言を使うと、「〜だから」という理由を表すことができます。
“けん”の意味をもっと詳しく知りたいですか?そんな方は、こちら↓をチェック
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「熊本県」人吉球磨弁<敬語バージョン>
敬語の形:さむかですね
「寒いですね」と敬語で話したい時には、”さむかですね”と言ってみましょう。
“ひやかですね”も使えないこともないですが、”ひやか”を使う場合は、独り言みたいな感じで使うことが多いような気がします。
なので、敬語を使う時には、”さむかですね”の方を使った方が無難かもしれません。
まとめ
この記事では、「寒い」という意味をもつ熊本県人吉球磨の方言について、ご紹介しました。
人吉球磨は盆地なので、冬はかなり寒くなります。
なので、人吉球磨にいると”ひやか”を使う場面がたくさん出てくるはずです。
“ひやか”をたくさん使って寒さを吹き飛ばしてしまいましょう。
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※人吉球磨は令和2年7月に豪雨災害に見舞われました。 人吉球磨を少しでも元気にしたいという思いを込めて記事を作成しています。
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