こんにちはかんりにんです。
人吉球磨の人が”だんだんな”って言ってたけど、どういう意味なんだろう。
そんな疑問を持ったことはありませんか。
この記事ではこんなことが分かります。
では、早速見てみましょう。
“だんだんな”とは
“だんだんな”の意味や使い方をご紹介します。
“だんだんな”の意味は?
“だんだんな”には「ありがとう/さようなら」という意味があります。
“だんだんな“は基本的に「ありがとう」の意味ですが、今日はありがとうみたいな感じで、去り際に使うことがあります。
“だんだんな“に「さようなら」の意味があるのはそのためです。
ここで、1つ注意点があります。
中国地方などでは「ありがとう」という意味で「だんだん」という方言があるようですが、人吉球磨弁では「だんだん」を単体で使うことは、ほとんどありません。
基本的に「だんだん〇〇」のような形で使います。
人吉球磨の一部地域では、「だんだん」単体で使うケースもありますが、とてもレアケースです。
“だんだんな”を使える相手
“だんだんな“は基本的に同世代に使います。
だからといって、小さい子に”だんだんな“を使うとちょっと丁寧すぎる感じになります。実際、”だんだんな“は、若い世代のリアルな会話ではもうほとんど使われていません。(LINEスタンプとかの”だんだんな”は使いますが。)
なので、基本的には同世代に使いますが、イメージ的には、年配の方同士で使う感じです。若い世代がLINEスタンプなどで使う時の”だんだんな“は、普通の「ありがとう」という意味のみで、同世代に使うというより、仲のいい人に使うという感じで使ってると思います。
“だんだんな”を使う若い人は、貴重な存在ですよ。大切にせんばんですね。
“だんだんね”とも言うことができる
熊本弁として”だんだんねー“が紹介されていたりします。
人吉球磨弁では、”だんだんねー“という言い方もありますが、”だんだんな“を使うことがほとんどです。
“だんだんな“は、小さい子には使わないとお話ししましたが、”だんだんねー“であれば、小さい子に使うことができます。
おばあちゃんが孫に「ありがとう」を言うイメージです。
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具体的にどう使う?
では、”だんだんな”の具体例でみてみましょう。
例文にあるように、”だんだんな“は単独で使われます。
あらぁ、だんだんなぁ。は「ありがとう」の意味、2. ほんなら、だんだんなぁ~。は「さようなら」の意味で使われています。
どちらかというと1. あらぁ、だんだんなぁ。のように「ありがとう」の意味で使われることのほうが多いですね。
“だんだんな”の敬語は
“だんだんな“は同世代に使うというお話をしましたが、逆にいうと、同世代にしか使うことができないことが難点になります。
なので、”だんだんな“をご近所さんには使えても、先生など目上の人とかには使えないわけです。
もし敬語として使う時には、こんな感じで使ったりします。
そういう時は、標準語がなまる感じになります。
前半でもお話したように、”だんだんな“は若い人はあまり使わないので、敬語の「ありがとう」に出くわす機会もあまりないんです…。若い人ならよく敬語使いますけど…。
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他にも同じような意味の人吉球磨弁あります
前半で“だんだんな”には基本的に「ありがとう」という意味があります。というお話をしました。
こんな風に思われたかもしれません。そんな方のために、”だんだんな”の他に代用できる人吉球磨弁をご紹介します。それが、この2つです。
これらは、単体で”あんがと“,”あいがと“と言うこともできますが、後ろに「ね」や「な」をつけた方がより自然になります。
ただ、「ね」や「な」のどちらをつけるかによって、「ありがとう」の程度が変わってくるので、注意が必要です。
「ね」をつけると、軽い感じのありがとうにありますが、「な」をつけると、本当にありがとうという気持ちを込めることができます。
まとめるとこんな感じ。
“だんだんな“の例文を言い換えるなら、こんな感じです。
先ほど紹介した4つのどれを入れても大丈夫ですが、上2つの”あんがとね“,”あいがとね“は軽い感じ、下2つの”あんがとなぁ~“,”あいがとなぁ~“は本当にありがとうという感じを出しています。
まとめ
この記事のまとめです。
“だんだんな“の特徴を挙げると以下のようになります。
- 意味は「ありがとう/さようなら」
- 使える相手は同世代のみ
- “あんがとね“,”あいがとね“などで代用できる
この記事を読んだ後は、漫画で一息しませんか。
※人吉球磨は令和2年7月に豪雨災害に見舞われました。
人吉球磨を少しでも元気にしたいという思いを込めて記事を作成しています。