九州出身の人と話したときに、”よかばい”という言葉聞いたことはありませんか。
“よかばい”は、九州にある熊本県内全域でよく使われる方言で、熊本県内に位置する人吉球磨の方言としてもよく使われます。
今回は、人吉球磨弁ということで”よかばい”について意味や使い方についてご紹介していきます。
“よかばい”の意味
“よかばい”の意味:いいよ
“よかばい”は、「いいよ」という意味です。
“よかばい”は、熊本弁の”よか”と”ばい”が組み合わさってできています。
それぞれ、”よか”は「良い、いい」、”ばい”は「~だよ」という意味になります。
“ばい”の意味をもっと詳しく知りたいですか?そんな方は、こちら↓をチェック
“よかばい”は、意味が「いいよ」であることからもあるように、「OKだよ」という意味と、「しなくてもいいよ」というような意味があります。
ただ、基本的には「OKだよ」という意味になります。
“よかばい”の応用
“よかばい”の間に「て」や「と」を入れると、ちょっと違った意味になります。それが、次の2つです。
一つ一つご紹介していきます。
よかてばい
“よかてばい”の意味:いいのに、よかったのに
“よかてばい”で「いいのに、よかったのに」という意味になります。
「そんな…」という感じに続いて、”よかてばい”がくるような形です。
例えば、手土産をもらった時に、「そんなに気を遣わなくてよかったのに…」みたいな時がありますよね。
そんな時に、”よかてばい”が使えます。
そして、使うときなのですが、もらってとても嬉しい場合には、”よかてばーい”と後半を伸ばして言ってみてください。
すると、「あ、この人はとっても嬉しがっているんだな」ということが伝わります。
伸ばした語尾は、テンション上がってる感じでちょっと高音に。
よかとばい/よかっばい
“よかとばい/よかっばい”の意味:いいんだよ
“よかとばい”で「いいんだよ」という意味になります。
同じ意味で、”よかっばい”ということもあります。
“よか”とばい”の「と」が「っ」に変化して、”よかっばい”になった形になります。
例えば、こんな↓感じの時に使います。
かんりにんおすすめのLINEスタンプ
人吉球磨弁10(しろくま編4)(敬語Ver)
否定の形:よーなかばい
“よーなかばい”の意味:よくないよ
“よかばい”を否定形で使う場合は、”よーなかばい”という形になります。
意味は「よくないよ」です。
「良い」という意味の人吉球磨弁”よか”を「無い」という言葉で打ち消すような形で、”よーなか”となります。
“よーなかばい”を使う場合は、「それ」という意味の人吉球磨弁”そら”を頭につけて、”そら、よーなかばい”といった形で使うことが多いです。
例えば、次のように使います。
かんりにんおすすめのLINEスタンプ
きじうま(熊本県人吉市名産)の日常会話
敬語の形:よかですばい
“よかですばい”の意味:いいですよ
“よかばい”を敬語の形で使う場合は、”よかですばい”という形になります。
意味は「いいですよ」です。
例えば、次のように使います。
方言は、どれもそうなんですが、フォーマルな場所で使うことは稀です。
なので、敬語の形にはなっていますが、かなり仲良しの先輩や敬語を使わなくてもいい関係だけど冗談で使うみたいなことが多いです。
“よかですばい”を使うことで、遠かった先輩との距離を縮められるかもしれません。
まとめ
この記事では、”よかばい”の意味や使い方についてご紹介しました。
“よかばい”は、とてもよく使う方言で、熊本県内であればどこでも使うことができます。
熊本県出身の方が身近にいたら、ぜひ”よかばい”と返してあげてください。
きっと喜ばれると思います。
人吉球磨弁を使ってみたいですか?
LINEスタンプで人吉球磨弁を使うことができます。
下のボタンをクリックして、人吉球磨弁のLINEスタンプをぜひチェックしてみてください。
この記事を読んだ後は、漫画で一息しませんか。
この↓漫画には、”よかばい”が登場します。
※人吉球磨は令和2年7月に豪雨災害に見舞われました。 人吉球磨を少しでも元気にしたいという思いを込めて記事を作成しています。
よかったら、下のリンクをクリックして、人吉市のふるさと納税サイトを見て行ってください。
コメント